ラパチニブ × CYP3A4を阻害する薬剤 注意(添付文書)
要約
真菌(カビ)の感染症の薬(イトラコナゾールなど)をはじめ、CYP3A4という薬を分解する酵素の働きを弱める薬と一緒に使うと、ラパチニブの分解が遅れて血液中の量が増えます。ケトコナゾール(真菌の薬)と一緒に使った試験では、ラパチニブの血液中の総量が約3.6倍、消えるまでの時間(半減期)が約1.7倍になりました。量が増えると下痢や肝臓への負担などの副作用が強く出るおそれがあります。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物相互作用試験。ケトコナゾール併用でAUC約3.6倍、半減期約1.7倍)
根拠
タイケルブ錠250mg(ノバルティス)の添付文書(2020年10月改訂・第1版)をPMDA電子添文の原文で確認した。§10.2に「CYP3A4を阻害する薬剤等(イトラコナゾール等)」が名指しされている。§16.7には、ケトコナゾール併用時に本剤のAUCが約3.6倍、半減期が約1.7倍になったデータが記載されている(健康成人)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: ケトコナゾール併用時、健康成人での本剤の薬物動態比較
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。