チラブルチニブ × 強い又は中程度のCYP3A誘導薬 注意(添付文書)
要約
リファンピシン(抗結核薬、商品名: リファジン)などCYP3Aを強く・中程度に増やす(誘導する)薬と一緒に使うと、本剤の血中濃度が下がり、効き目が弱くなるおそれがあります。試験ではリファンピシンを繰り返し併用すると本剤の濃度(総量)が約7割下がりました。CYP3Aを誘導しない薬への変更を考えることとされています。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの薬物動態試験。リファンピシン併用でAUC約71%減少)
根拠
ベレキシブル錠80mg(小野薬品工業)の添付文書(2025年9月改訂。電子添文の記載に基づくインタビューフォーム(2025年9月改訂・第10版)で確認)に基づく。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)は強い又は中程度のCYP3A阻害剤、強い又は中程度のCYP3A誘導剤、抗凝固剤・抗血小板剤の3行のみ。用法は1回480mgを1日1回、空腹時投与。§10.2に強い又は中程度のCYP3A誘導剤の行として名指し(リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン等)。§16.7の海外試験でリファンピシン反復投与併用時にAUC比0.29・Cmax比0.30のヒトデータ(外国人、本剤100mg空腹時単回)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
研究の条件: 外国人健康成人15例、本剤100mg空腹時単回投与、リファンピシン反復投与併用