ピルトブルチニブ × 強い又は中程度のCYP3A誘導薬 注意(添付文書)
要約
本剤は主にCYP3A4(薬を分解する酵素の一つ)で分解されます。リファンピシン(抗結核薬、商品名: リファジン)などCYP3Aを強く・中程度に増やす(誘導する)薬と一緒に使うと、本剤の血中濃度が下がり、効き目が弱くなるおそれがあります。試験ではリファンピシンと一緒で本剤の濃度(総量)が約7割下がりました。CYP3Aを誘導しない薬への変更を考えることとされています。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの薬物動態試験。リファンピシン併用でAUC約71%減少)
根拠
ジャイパーカ錠50mg・100mg(日本イーライリリー)の添付文書(2025年12月改訂・第4版)に基づく。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)は強い又は中程度のCYP3A誘導剤、CYP2C8の基質となる薬剤、P-gpの基質となる薬剤、BCRPの基質となる薬剤、CYP2C19の基質となる薬剤、CYP3Aの基質となる薬剤(経口剤)の6行のみ。用法は1回200mgを1日1回で、食事との関係の指定はない。§10.2に強い又は中程度のCYP3A誘導剤の行として名指し(リファンピシン、カルバマゼピン、エファビレンツ等)。§16.7.1にリファンピシン反復併用でAUC比0.293・Cmax比0.576のヒトデータ(外国人)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 外国人データ、本剤200mg単回投与、リファンピシン反復併用