アカラブルチニブ × 強い又は中程度のCYP3A誘導薬 注意(添付文書)
要約
リファンピシン(抗結核薬、商品名: リファジン)やフェニトイン(てんかんの薬)など、CYP3Aを強く・中程度に増やす(誘導する)薬と一緒に使うと、本剤の血中濃度が下がり、効き目が弱くなるおそれがあります。試験ではリファンピシンと一緒で本剤の濃度(総量)が約8割下がりました。併用は可能な限り避け、CYP3Aを誘導しない薬への変更を考えることとされています。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの薬物動態試験。リファンピシン併用でAUC約79%減少)
根拠
カルケンスカプセル100mg(アストラゼネカ)の添付文書(2026年6月改訂・第5版。電子添文の記載に基づくインタビューフォームで確認)に基づく。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)は強い又は中程度のCYP3A阻害剤、強い又は中程度のCYP3A誘導剤、セイヨウオトギリソウ含有食品、プロトンポンプ阻害剤、制酸剤、H2受容体拮抗剤、オレンジジュース、抗凝固剤・抗血小板剤の行のみ。用法は1回100mgを1日2回で、食事との関係の指定はない。§10.2に強い又は中程度のCYP3A誘導剤の行として名指し(フェニトイン、リファンピシン、カルバマゼピン等)。§16.7にリファンピシン600mg併用でCmax比0.32・AUC比0.21のヒトデータ(外国人)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 外国人健康被験者24例、本剤100mg単回投与、リファンピシン600mg 1日1回9日間併用