ミドスタウリン × BCRP・OATP1B1の基質となる薬剤 ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
本剤は試験管内の試験で、BCRPとOATP1B1(どちらも薬を運ぶタンパク質)の働きを邪魔する作用が示されています。そのため、これらで運ばれる薬と一緒に使うと、相手の薬の血中濃度が上がるおそれがあります。ヒトで確かめたデータはないため、併用中は相手の薬の副作用の出方に注意してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(in vitroデータのみ)
根拠
ライダムカプセル(ノバルティスファーマ)の添付文書に基づく(国内添付文書の原文では版数・行構成を確定できておらず、海外(米国・EU)添付文書の臨床薬理データに基づく。)。海外の製品情報に、本剤がin vitroでBCRP・OATP1B1を阻害すること、これらの基質薬の濃度に影響しうることが示されている。一方、CYP3A・CYP2C8・CYP2D6・P-gpの基質薬の濃度には目立った影響がなかったとされている。ヒトでの直接の薬物動態データはない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。