ニロチニブ × 強いCYP3A4阻害薬 注意(ヒトデータあり)
要約
本剤は主にCYP3A4(薬を分解する酵素の一つ)で分解されます。強い阻害薬と一緒に使うと本剤の血中濃度が大きく上がり、心臓の電気信号の間隔(QT間隔)が延びて危険な不整脈につながるおそれがあります。試験では、ケトコナゾール(カビの薬)と一緒で本剤の濃度(総量)が約3倍になりました。併用は避けることとされ、やむを得ない場合は本剤を一時休むなどの対応が取られます。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの薬物動態試験。ケトコナゾール併用でAUC約3倍)
根拠
タシグナカプセル(ノバルティスファーマ)の添付文書に基づく(国内添付文書の原文では版数・行構成を確定できておらず、海外(米国・EU)添付文書の臨床薬理データに基づく。)。海外添付文書にケトコナゾール400mgを6日間併用したヒト試験で本剤のAUCが約3倍になったデータが示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
研究の条件: ケトコナゾール400mgを6日間併用した試験(海外データ)
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。