エルダフィチニブ × 強い又は中程度のCYP3A誘導剤(カルバマゼピン(商品名: テグレトール)、フェニトイン(商品名: アレビアチン)、フェノバルビタール等) 注意(添付文書)
要約
CYP3A(薬を分解する酵素の一つ)の働きを強める薬と一緒に使うと、エルダフィチニブの分解が進み、血液中の量が減って効き目が弱くなるおそれがあります。ヒト試験では、カルバマゼピンと一緒に使ったとき、エルダフィチニブの体に入った総量が約62%、最高濃度が約35%下がりました。添付文書では併用は可能な限り避け、他の薬への変更を考えることとされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(カルバマゼピン併用試験でAUC約62%、Cmax約35%減少)
根拠
バルバーサ錠3mg・4mg・5mg(ヤンセンファーマ)添付文書(PMDA電子添文の原文、2025年7月作成・第1版) §10.2に強い又は中程度のCYP3A誘導剤(カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール等)が名指しされ「本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、他の薬剤への代替を考慮すること」と記載。§16.7.3に健康成人13例でカルバマゼピン併用時にエルダフィチニブのAUCの幾何平均値の比0.377、Cmaxの比0.654の数値(外国人データ)
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人13例にカルバマゼピン100〜300mgを1日1回反復投与し、エルダフィチニブ12mgを併用した試験(添付文書§16.7.3、外国人データ)
ふだんの量では
ふだんの量では: 誘導の強さは相手の薬で違います。分解を強める薬が増えたときは、効き目が弱くならないか処方医・薬剤師に確認するのが実務の結論です