フチバチニブ × 強い又は中程度のCYP3A誘導剤(リファンピシン(商品名: リファジン)、カルバマゼピン(商品名: テグレトール)、エファビレンツ等) 注意(添付文書)
要約
CYP3A(薬を分解する酵素の一つ)の働きを強める薬と一緒に使うと、フチバチニブの血液中の量が減って効き目が弱くなるおそれがあります。ヒト試験では、リファンピシンと一緒に使ったとき、フチバチニブの体に入った総量が約64%、最高濃度が約53%下がりました。添付文書では併用は可能な限り避け、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬への変更を考えることとされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(リファンピシン併用試験でAUC約64%、Cmax約53%減少)
根拠
リトゴビ錠4mg(大鵬薬品工業)添付文書(PMDA電子添文の原文、2025年6月改訂・第2版) §10.2に強い又は中程度のCYP3A誘導剤(リファンピシン、カルバマゼピン、エファビレンツ等)が名指しされ「本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること」と記載。§16.7.1に健康成人20例でリファンピシン600mg併用時にフチバチニブのAUCの幾何平均値の比0.361、Cmaxの比0.472の数値(外国人データ)
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人20例にリファンピシン600mgを1日1回9日間反復投与し、フチバチニブ20mgを単回投与と併用した試験(添付文書§16.7.1、外国人データ)
ふだんの量では
ふだんの量では: 誘導の強さは相手の薬で違います。分解を強める薬が増えたときは、効き目が弱くならないか処方医・薬剤師に確認するのが実務の結論です