フチバチニブ × グレープフルーツ類 ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
グレープフルーツ類にはCYP3A(薬を分解する酵素の一つ)の働きを止める成分が含まれます。フチバチニブは主にCYP3Aで分解されるため、グレープフルーツ類を取るとフチバチニブの血液中の量が増えて副作用が強く出るおそれがあります。グレープフルーツ自体と組み合わせたヒト試験はありませんが、同じCYP3Aを止める薬との試験ではフチバチニブの総量が約41%増えたことが確かめられています。治療中はグレープフルーツ類を控えるかどうか、処方医・薬剤師に確認しましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
なし(グレープフルーツ自体との直接データなし。CYP3A阻害薬とのヒト試験データはあり)
根拠
リトゴビ錠4mg(大鵬薬品工業)添付文書(PMDA電子添文の原文、2025年6月改訂・第2版) §10の冒頭に「本剤は主にCYP3Aで代謝される」と明記され、§10.2にCYP3A阻害剤の行があるが、グレープフルーツ類の名指しはない。フチバチニブの主要な消失経路がCYP3Aであることからの機序の注意
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。