ペミガチニブ × 強い又は中程度のCYP3A誘導剤(リファンピシン(商品名: リファジン)、フェニトイン(商品名: アレビアチン)、カルバマゼピン(商品名: テグレトール)等) 注意(添付文書)
要約
CYP3A(薬を分解する酵素の一つ)の働きを強める薬と一緒に使うと、ペミガチニブの分解が進み、血液中の量が大きく減って効き目が弱くなるおそれがあります。ヒト試験では、リファンピシンと一緒に使ったとき、ペミガチニブの体に入った総量が約85%、最高濃度が約62%下がりました。中程度の誘導薬でも、計算による予測で総量が約半分になると見積もられています。添付文書では併用は可能な限り避けることとされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(リファンピシン併用試験でAUC約85%、Cmax約62%減少。中程度の誘導剤はモデルによる推定)
根拠
ペマジール錠4.5mg(インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン)添付文書(PMDA電子添文の原文、2023年10月改訂・第5版) §10.2に強い又は中程度のCYP3A誘導剤(リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等)が名指しされ「本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること」と記載。§16.7.1に健康成人18例でリファンピシン600mg併用時にペミガチニブのAUCの幾何平均値の比0.149、Cmaxの比0.38の数値。§16.7.4に中程度の誘導剤エファビレンツとの併用はモデルによる推定でAUCの比0.482と記載
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人18例にリファンピシン600mgを1日1回9日間反復投与し、ペミガチニブ13.5mgを単回投与と併用した試験(添付文書§16.7.1、外国人データ)
ふだんの量では
ふだんの量では: 中程度の誘導薬でも総量が約半分になると予測されています。分解を強める薬が増えたときは処方医・薬剤師に確認するのが実務の結論です