ペミガチニブ × プロトンポンプ阻害薬(エソメプラゾール(商品名: ネキシウム)等) 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害薬(PPI)のエソメプラゾールと一緒に使ったヒト試験では、ペミガチニブの体に入った総量は約8%下がった程度で、最高濃度は約35%下がりました。総量で見る限り、胃酸を抑える薬との組み合わせでペミガチニブの量が大きく変わる話ではないと考えられます。なお、胃酸を抑える別のタイプの薬(H2ブロッカーのラニチジン(販売終了))との試験でも、総量・最高濃度ともほぼ変わりませんでした。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(エソメプラゾール併用試験でAUC約8%減少、Cmax約35%減少。ラニチジン併用ではほぼ変化なし)
根拠
ペマジール錠4.5mg(インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン)添付文書(PMDA電子添文の原文、2023年10月改訂・第5版) §10.2にプロトンポンプ阻害薬の名指し行はないが、§16.7.5に健康成人17例でエソメプラゾール40mgを1日1回6日間反復投与とペミガチニブ13.5mg単回投与の併用で、Cmaxの幾何平均値の比0.653、AUCの比0.921と数値が示され、ラニチジン併用ではCmaxの比0.979、AUCの比1.03と示されている(所在は§16.7.5、外国人データ)
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
研究の条件: 健康成人17例にエソメプラゾール40mgを1日1回6日間反復投与し、ペミガチニブ13.5mgを単回投与と併用した試験(添付文書§16.7.5、外国人データ)
ふだんの量では
ふだんの量では: 試されたのはエソメプラゾールです。最高濃度は下がりましたが総量はほぼ保たれていて、日常の量で大きく変わる話ではないと考えられます