ベムラフェニブ × CYP1A2の基質となる薬剤(カフェイン、テオフィリン(商品名: テオドール)、チザニジン(商品名: テルネリン)等) 注意(添付文書)
要約
ベムラフェニブにはCYP1A2(薬を分解する酵素の一つ)の働きを止める作用があるため、CYP1A2で分解される薬と一緒に使うと、相手の薬の血液中の量が大きく増えて副作用が強く出るおそれがあります。ヒト試験では、筋肉のこわばりを取るチザニジンの体に入った総量が約4.2倍、最高濃度が約2.2倍になりました。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(チザニジン併用試験でチザニジンのAUC約4.2倍、Cmax約2.2倍に増加)
根拠
ゼルボラフ錠240mg(中外製薬)添付文書(PMDA電子添文の原文、2026年3月改訂・第4版) §10.2にCYP1A2の基質となる薬剤(カフェイン、テオフィリン、チザニジン等)が名指しされ「これらの薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある」と記載。§16.7.4に悪性腫瘍患者16例でチザニジンのAUCの幾何平均値の比4.22、Cmaxの比2.15の数値
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 悪性腫瘍患者16例にチザニジンを併用したヒト試験(添付文書§16.7.4、外国人データ)
ふだんの量では
ふだんの量では: 増え方は相手の薬で違います。眠気や血圧低下など相手の薬の副作用が強く出ていないかに注意するのが実務の結論です
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。