ベムラフェニブ × CYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシン(商品名: リファジン)、フェニトイン(商品名: アレビアチン)、カルバマゼピン(商品名: テグレトール)等) 注意(添付文書)
要約
CYP3A4(薬を分解する酵素の一つ)の働きを強める薬と一緒に使うと、ベムラフェニブの分解が進み、血液中の量が減って効き目が弱くなるおそれがあります。ヒト試験では、リファンピシンと一緒に使ったとき、ベムラフェニブの体に入った総量が約39%下がりました(最高濃度はほぼ変わりませんでした)。添付文書では、誘導作用のない薬への変更を考えることとされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(リファンピシン併用試験でAUC約39%減少)
根拠
ゼルボラフ錠240mg(中外製薬)添付文書(PMDA電子添文の原文、2026年3月改訂・第4版) §10.2にCYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等)が名指しされ「ベムラフェニブの血漿中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱するおそれがあることから、誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること」と記載。§16.7.2に悪性腫瘍患者23例でリファンピシン併用時にベムラフェニブのAUCの幾何平均値の比0.614、Cmaxの比1.11の数値
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 悪性腫瘍患者23例にリファンピシンを併用したヒト試験(添付文書§16.7.2、外国人データ)
ふだんの量では
ふだんの量では: 誘導の強さは相手の薬で違います。分解を強める薬が増えたときは、効き目が弱くならないか処方医・薬剤師に確認するのが実務の結論です