ベムラフェニブ × CYP3A4を阻害する薬剤(イトラコナゾール(商品名: イトリゾール)、ポサコナゾール(商品名: ノクサフィル)、クラリスロマイシン(商品名: クラリス)等) 注意(添付文書)
要約
CYP3A4(薬を分解する酵素の一つ)の働きを止める薬と一緒に使うと、ベムラフェニブの血液中の量が増えて副作用が強く出るおそれがあります。ヒト試験では、イトラコナゾールと一緒に使ったとき、ベムラフェニブの体に入った総量と最高濃度がどちらも約40%増えました。添付文書では、CYP3A4阻害剤と併用する場合は必要に応じてベムラフェニブの減量を考えることとされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(イトラコナゾール併用試験でAUC・Cmaxとも約40%増加)
根拠
ゼルボラフ錠240mg(中外製薬)添付文書(PMDA電子添文の原文、2026年3月改訂・第4版) §10.2にCYP3A4を阻害する薬剤(イトラコナゾール、ポサコナゾール、クラリスロマイシン等)が名指しされ「ベムラフェニブの血漿中濃度が上昇する可能性がある。CYP3A4阻害剤と併用する場合は、必要に応じ本剤の減量を考慮すること」と記載。§16.7.3に悪性腫瘍患者8例でイトラコナゾール併用時にベムラフェニブのAUC・Cmaxとも幾何平均値の比1.40の数値
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 悪性腫瘍患者8例にイトラコナゾールを併用したヒト試験(添付文書§16.7.3、外国人データ)
ふだんの量では
ふだんの量では: 阻害の強さは相手の薬で違います。CYP3A4を止める薬が増えたときは処方医・薬剤師に確認するのが実務の結論です