ベムラフェニブ × CYP2C9の基質となる薬剤(ワルファリン(商品名: ワーファリン)等) 注意(添付文書)
要約
ベムラフェニブにはCYP2C9(薬を分解する酵素の一つ)の働きを止める作用があるため、CYP2C9で分解される薬と一緒に使うと、相手の薬の血液中の量が増えるおそれがあります。ヒト試験では、血液を固まりにくくするワルファリンの効き目に関わるS体の体に入った総量が約18%増えました。ワルファリンは効き具合を血液検査(INRなど)で確かめながら使う薬なので、検査値の変化に注意が必要です。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(カクテル試験でS-ワルファリンのAUC約18%増加)
根拠
ゼルボラフ錠240mg(中外製薬)添付文書(PMDA電子添文の原文、2026年3月改訂・第4版) §10.2にCYP2C9の基質となる薬剤(ワルファリン等)が名指しされ「これらの薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある」と記載。§16.7.1のカクテル試験(悪性黒色腫患者20例)でS-ワルファリンのAUCの幾何平均値の比1.18の数値
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 悪性黒色腫患者20例を対象に5種のCYP基質薬を一緒に飲むカクテル試験(添付文書§16.7.1、外国人データ)
ふだんの量では
ふだんの量では: 測られたのは血液中の量で、固まりにくさそのものではありません。ワルファリン治療中は定期検査の値の動きを処方医と確認するのが実務の結論です