トラメチニブ × 食事 注意(ヒトデータあり)
要約
食事の後に飲むと、血液中の最高濃度が大きく下がります。ヒト試験で、高脂肪の食事の後に飲んだ場合、最高濃度が約70%下がり、体に入った総量も約10%下がったとされ、効き目が弱くなるおそれがあります。そのため飲み方は「空腹時」と決められていて、食事の少なくとも1時間前か、食後2時間以降に飲むこととされています。決められた通りのタイミングで飲みましょう。ただし、これは一般的な用法です。医師があなたの状態に合わせて違う飲み方を指示している場合は、その指示どおりに飲んでください。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト食事影響試験。高脂肪食後でCmax約70%低下、AUC約10%低下)
根拠
メキニスト錠0.5mg・2mg/小児用ドライシロップ4.7mg(ノバルティス ファーマ)添付文書(PMDA電子添文の原文、2026年2月改訂・第8版) §7.1に「食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること」と記載。§16.2.1に外国人固形癌患者24例で高脂肪・高カロリー食後にトラメチニブ2mg単回投与時のAUC約10%・Cmax約70%低下の数値
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 外国人固形癌患者24例にトラメチニブ2mgを高脂肪・高カロリー食の摂食後に単回投与した試験(添付文書§16.2.1)
ふだんの量では
ふだんの量では: 試験は高脂肪の食事条件ですが、添付文書の決まりは食事全般が対象で、食事の1時間前から食後2時間までを避けて空腹時に飲むのが実務の結論です