ダブラフェニブ × OATP1B1及びOATP1B3基質(ロスバスタチン(商品名: クレストール)等) 注意(添付文書)
要約
ダブラフェニブにはOATP1B1・OATP1B3(薬を肝臓へ取り込む運び屋のタンパク質)の働きを止める作用があるため、その運び屋を使う薬と一緒に使うと、相手の薬の血液中の量が増えるおそれがあります。ヒト試験では、コレステロールの薬のロスバスタチンの最高濃度が約94%増え(反復投与後では約156%増)、体に入った総量は約22%増えました。筋肉痛など相手の薬の副作用が強く出ていないかに注意が必要です。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ロスバスタチン併用試験でCmax約94%増加、AUC約22%増加)
根拠
タフィンラーカプセル50mg・75mg/小児用分散錠10mg(ノバルティス ファーマ)添付文書(PMDA電子添文の原文、2025年3月改訂・第7版) §10.2にOATP1B1及びOATP1B3基質(HMG-CoA還元酵素阻害剤(ロスバスタチン)等)が名指しされ「これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある」と記載。§16.7.2にロスバスタチン10mg単回併用でCmax約94%・AUC約22%増加、反復投与後ではCmax約156%・AUC約7%増加の数値
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 外国人がん患者16例にロスバスタチン10mgを単回投与し、ダブラフェニブ150mgを1日2回投与と併用した試験(添付文書§16.7.2)
ふだんの量では
ふだんの量では: 増え方は相手の薬で違います。筋肉の痛みやだるさなど、相手の薬の副作用らしい症状があれば処方医・薬剤師に伝えるのが実務の結論です