ダブラフェニブ × CYP3A及びCYP2C8誘導剤(リファンピシン(商品名: リファジン)等) 注意(添付文書)
要約
CYP3AやCYP2C8(薬を分解する酵素)の働きを強める薬と一緒に使うと、ダブラフェニブの分解が進み、血液中の量が減って効き目が弱くなるおそれがあります。ヒト試験では、リファンピシンと一緒に使ったとき、ダブラフェニブの体に入った総量が約34%、最高濃度が約27%下がりました。添付文書では、誘導作用のない薬への変更を考えることとされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(リファンピシン併用試験でCmax約27%、AUC約34%減少)
根拠
タフィンラーカプセル50mg・75mg/小児用分散錠10mg(ノバルティス ファーマ)添付文書(PMDA電子添文の原文、2025年3月改訂・第7版) §10.2にCYP3A及びCYP2C8誘導剤(リファンピシン等)が名指しされ「本剤の血中濃度が低下するおそれがあるので、CYP3A及びCYP2C8誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること」と記載。§16.7.2にリファンピシン600mgを1日1回併用でダブラフェニブのCmax約27%・AUC約34%減少の数値
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 外国人固形癌患者17例にリファンピシン600mgを1日1回反復投与し、ダブラフェニブ150mgを1日2回反復投与と併用した試験(添付文書§16.7.2)
ふだんの量では
ふだんの量では: 誘導の強さは相手の薬で違います。結核の薬など分解を強める薬が増えたときは、効き目が弱くならないか処方医・薬剤師に確認するのが実務の結論です