ダブラフェニブ × CYP3A基質(ミダゾラム、経口避妊薬、デキサメタゾン等) 注意(添付文書)
要約
ダブラフェニブにはCYP3A(薬を分解する酵素の一つ)の働きを強める作用があるため、CYP3Aで分解される薬と一緒に使うと、相手の薬の血液中の量が減って効き目が弱くなるおそれがあります。ヒト試験では、眠るための薬のミダゾラムの体に入った総量が約74%、最高濃度が約61%下がりました。経口避妊薬(飲む避妊薬)もこの仲間で、避妊の効果が弱くなるおそれがあるため、添付文書では経口避妊薬以外の避妊法もあわせて使うこととされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ミダゾラム併用試験でAUC約74%、Cmax約61%減少)
根拠
タフィンラーカプセル50mg・75mg/小児用分散錠10mg(ノバルティス ファーマ)添付文書(PMDA電子添文の原文、2025年3月改訂・第7版) §10.2にCYP3A基質(ミダゾラム、経口避妊薬(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール等)、デキサメタゾン等)が名指しされ「これらの薬剤の血中濃度が低下し、有効性が減弱する可能性がある」と記載。§9.4.1に経口避妊薬以外の方法をあわせて使用する旨、§16.7.2にミダゾラム3mg単回併用でAUC約74%・Cmax約61%減少の数値
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 外国人固形癌患者12例にダブラフェニブ150mgを1日2回反復投与し、ミダゾラム3mgを単回投与と併用した試験(添付文書§16.7.2)
ふだんの量では
ふだんの量では: 下がり方は相手の薬で違います。飲んでいる薬の効き目が弱くなったと感じたら、処方医・薬剤師に伝えるのが実務の結論です