セルペルカチニブ × グレープフルーツ類 ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
グレープフルーツ類は、本剤を分解する酵素(CYP3A)の働きを止める成分を含みます。本剤は主にこの酵素で分解されるため、グレープフルーツを多く取ると本剤の血中濃度が上がり、副作用(心電図のQT延長など)が強まるおそれがあります。ただしグレープフルーツそのものと本剤を組み合わせたヒト試験はありません。治療中は大量に取ることを避け、処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
なし(機序に基づく。CYP3A阻害薬で本剤の濃度が上がることはヒトで確立)
根拠
レットヴィモカプセル40mg・80mg(日本イーライリリー)の添付文書に基づく。 添付文書§10.2にグレープフルーツの名指しは確認できなかった。本剤の主要な消失経路がCYP3Aであり、強い阻害薬で濃度が上がることがヒトで確立しているため、機序バッジの基準(主要な消失経路に関わる場合のみ)に当たる。
- 最終確認日
- 2026-11-02
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。